2010年3月24日水曜日

向上心



学ぶ力とは、向上心。
向上心は、ライフスキルと切っても切れない力です。 上を向いた心・・・・上にもいろいろありますが、どんな上なのでしょうか。

 いい上とは、自分の内側が成長することにこだわることです。いい暮らしとは自分が挑戦的に暮らせることです。いい社会とは必要な物や安全が得られる社会もそうですが、それ以上にいい社会とはライフスキルを身につけて挑戦的に暮らせる社会です。

なぜなら人間の最大の幸福とは、安心・安全の内に我を忘れて挑戦している時間を持つことだからです。挑戦とは可能性を開く事です。自分が見た事もないような自分を発見することです。

これが自分の限界だと言う人がいます。自分がイメージできる限界とは、実は限界ではありません。単なる欠点や不足する能力です。

上司や先輩から「君ならできる、やってみろ」と言われたときに、 「わたしには無理です」という人がいます。本人は謙遜しているつもりかも知れません。しかし、本当はおごりです。社会経験や実務経験が乏しい者が、どうして自分より体験している人の判断を否定できるのでしょうか。自分のことは自分がよく知っている。もしそれが本当なら可能性は開かれません。

自分のことはよく分からない。限界とは見えないものなのです。可能性とは、見えない限界に向かって少しずつ目の前を開いていくことです。この挑戦の基礎的な作業が、自己啓発なのです。自己啓発をしたいと引っ張る気持ちが向上心です。
だから、めざす上がなければ、向上心は生まれません、向上心があれば、めざす上を発見することができます。

繰り返しまずが、欠点、不足を補うのは当たり前のことであって、向上心ではありません。向上心は、自分が気づかなかったこと、知らなかった世界に向かう気持ちです。

自分を枠にはめる、同じく自分の周囲の人や会社を枠にはめて、「限界」だと言っている人には向上心は育ちません、

 よくメディアが、既存の秩序に影響を与えそうな外国企業や外国の商品の参入を「黒船来襲」という表現をしますが、たくさんの人がその事実に予備知識があり、学習しているので、そんなものは「黒船」でもなんでもありません。

1853年、江戸時代末期に黒船が日本(浦賀)に来航した衝撃は、全く知らない世界があることを日本中に知らせた動機になりました。日本人は遠い国のことを知りたいと思い、熱病のように学び、それが革命に発展しました。向上心、挑戦、自己啓発、学びの動機には、自分とかけ離れたなにかが必要なのです。

 全く知らない世界の存在に気がついて、知りたい、判りたいと注目するエネルギーが学ぶ力です。全く知らない世界は身近にどこにでもあります。自分とかけ離れたなにかは、どこにもありますが、自分を枠に閉じ込め、キャッチするセンスがないとどんどん見逃していきます。田畑からデパートやブランドショップまでどこにでも未知の世界はあり、なんらかのメッセージを発信しています。自分の黒船はどこにも停船しているのです。

 メッセージを受信するための作業が自己啓発です。その場所に行く、そこで買う、それだけでお金もかかります。だから無駄遣いはしないで、自己啓発に使いたい。
必要なものを買ってもメッセージを探さない買い方をしていたら無駄遣いとも言えます。ムダなものを買ってもきちんとメッセージを受け取っていたら、それはそれで無駄遣いも軽減できます。一番いいのは、必要なものを買いながらきちんとメッセージを受け取るようにすることです。

 「見る」「触れる」「知る」「想像する」ならお金がなくてもメッセージを受け取ることができます。メッセージをきちんと受け取る力を養うには、新聞、本を毎日読むことです。同じ事件でも、文字を読むのと、テレビでニュースを視聴するのでは、大きな違いがあります。文字を通して理解する作業は、想像力や考える力を養います。「見る」「触れる」「知る」「想像する」力になります。学ぶ力が飛躍的にアップします。

自分は何を学びたいのか、どんな人たちに会いたいのか、 目的を明確にして、業種や年齢を超えて広く学ぶようにするといいでしょう。いわゆるメンターの発見ですが、それができないままに暮らしていることが問題なのです。その解決のもっとも効率的な方法はいましている仕事に熱心に取り組む事です。

 「限界」と言わずに課題にはアクティブに、出来ない事や欠点は修復するように取り組みます。必ず疑問が出てきます。疑問はエネルギーです。メンターの発見につながり、自分の黒船を発見します。その衝撃に出会ったとき、向上心に火がつきます。その火の導くところに進めば、限界をどんどん広げて行くようになり、向上心という言葉を気にしないほど、自分自身が向上するようになります。

マートワン
【アサーティブネス】自分をじぶんの味方にするために
【アサーティブを学ぶ】ライフスキルで自分を動かす
日本全国男前プロジェクト
ゲンキポリタンのじぶんぢから再生プロジェクト

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